ドクウツギ

基本データ

ドクウツギの葉

■名称:ドクウツギ
■和名:毒空木(どくうつぎ)、
■英名:特になし
■分類:ドクウツギ科・ドクウツギ属
■学名:Coriaria japonica
■タイプ:落葉低木
■サイズ:1m~2m
■花期:4月~5月
■原産:日本固有種
■分布:北海道から本州近畿地方以北
■生息地:川原、山間部、山野、むき出しになった崩壊地など。
■毒部:全草
■成分:コリアミルチン、ツチン
■症状:悪心、吐き気、嘔吐、重症化すると昏睡や激しい痙攣を起こし最悪の場合は死に至る。
■毒性:非常に強力
■致死量:人の場合0.5㎎/㎏
■食用:不可
■誤食:赤い実は甘味があり美味しいため、誤食の危険性が高い。
■入手方法:自生しているものを採取する。
■価格:‐
■花言葉:「野生」「元気」
■誕生花:不明

日本三大有毒植物

トリカブト、ドクウツギ、ドクゼリの3つは日本三大有毒植物と呼ばれるほどその被害者が多いことで知られている植物です。またウツギという毒を持たない植物に似ており、こちらは毒を持つことからドクウツギと呼ばれるようになったとされています。

甘い果実による中毒事故

ドクウツギの果実は熟すと淡いピンク色になり、ブドウのように房となって実ります。その味は甘く食べた瞬間はとても毒を含んでいるとは思えないほどです。
そのため昔からドクウツギによる中毒事故が多く、特に子供などが口にするケースが多いとされています。
ニュージーランドではドクウツギの仲間の植物が数多く自生しており、これらの花の蜜をハチミツとして摂取し中毒となって死亡する事故が多発しています。
日本では1982年にドクウツギの果実を使い果実酒を作った男性がそれを飲んだあと中毒症状を発症、全身の痙攣などを引き越した事故が起きています。

“激しい痙攣”を引き起こす毒性

ドクウツギの毒を摂取すると数十分程度で症状が表れるのが特徴です。主な症状は吐き気や嘔吐、眩暈、舌や口の痺れ、異常興奮など、重症化すると全身の激しい痙攣などによって死に至ることがあります。
ドクウツギの実は甘く、警戒することなく食べ過ぎてしまう場合が多く、結果的に多量接種によって症状が重篤化しやすいという点も注意が必要です。

薬用作用や殺虫剤として使われる

ドクウツギには麻薬中毒の拮抗薬としての使い道がありましたがその効果以上に毒性が問題となり現在では使用されなくなりました。
また過去には殺虫剤としても使われていたこともあり別名で「ネズミコロシ」とも呼ばれています。