ウメ

青梅

基本データ

一般名称: ウメ
別名: 好文木(こうぶんぼく)、木の花(このはな)、春告草(はるつげぐさ)、風待草(かぜまちぐさ)など
和名: 梅(うめ)
英名: Plum blossom,japanese apricot
学名: Prunus mume(Sieb) Sieb. et Zucc.
分類: バラ科・サクラ属
タイプ: 落葉小高木
サイズ: 高さ10m,幅4~5m
花期: 2月~3月 実のなる時期は5月~6月
原産: 中国
分布地: 北海道、本州、四国、九州など
生息環境:
入手方法: 園芸店で苗を購入できる。
購入価格: 1000円~
花言葉: 「不屈の精神」「高潔」「忠義」
誕生花: 1/3、1/11、2/1、2/7、10/24

有毒成分

危険度: ⭐⭐⭐⭐
成分: アミグダリン、プルナシンなど
毒部: 未熟な果実,種子(仁)
症状: 吐き気、嘔吐、腹痛、頭痛、発汗など、重症化すると呼吸困難などによって死に至ることもある。
致死量: 50㎎
食用: 可能、加工することで毒成分を分解することができる。

ギャラリー

梅の花
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白梅の花
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南高梅
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シアン化水素を発生させる毒素

青梅の中毒事故が起きている

梅は中国原産の植物で古くは奈良時代にはすでに食用として食べられていました。その後健康食としての効果が認められるとともに盛んに栽培されるようになり一般に普及していきます。現在ではその種類は300種を超えており、ウメを使った食品は梅干しを始め、梅エキス、ウメのフレーバーなど様々なものに使われるようになり梅の需要は年々増え続けているのです。
梅は昔から親しまれてきた食品ですが以外にもその毒性はあまり知られてはいません。そのため梅による中毒事故が毎年起きています。特に生の青梅の果肉や種子には多くの湯毒成分が含まれているため食べ過ぎることで健康に影響が出ることが分かっています。

青酸配糖体の毒性

生の青梅に含まれる有毒成分はアミグダリンと呼ばれる「青酸配糖体」の一種です。この青酸配糖体自体には人の体に対して無毒なのですが、体内の酵素や微生物によって分解されると「シアン化水素」と呼ばれる猛毒の物質が発生します。
この物質が大量に体内に吸収されると吐き気や、腹痛、嘔吐などが起き、重症化すると痙攣や呼吸困難、意識障害などによって死に至ることもある大変危険な毒素なのです。
特に成人よりも子供の方が少ない数の梅で中毒となることが分かっているため特に子供のいる家庭では食べ過ぎに注意が必要でしょう。

更に詳しくはこちらの記事に掲載しています<梅干しに含まれる毒>

加工食品にはほとんど含まれていない

梅に含まれる有毒成分は未熟な状態の果肉や種子により多く含まれているモノであり、熟した梅や加工さされた梅干しなどの場合はそのほとんどが分解されなくなってしまいます。
また生の青梅でも危険とされる量が大人で300個程度、子供でも100個ほど食べないといけないため過剰に心配する必要はないといえます。しかし種が柔らかい実ったばかりの梅の実にはより多くの毒成分が含まれているため絶対に食べないようにしましょう。

参考文献

  • 船山 信次.『毒草・薬草事典』.SBクリエイティブ株式会社,2012
  • 奥井 真司.『毒草大百科 愛蔵版』.株式会社データハウス、2003