▌基本情報 | |
一般名 | クロバナロウバイ |
別名 |
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和名 | 黒花蝋梅(くろばなろうばい) |
英名 |
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学名 | Calycanthus floridus(ケリキャンサス・フロリダ) |
分類 | 目:クスノキ目 科:ロウバイ科 属:クロバナロウバイ属 |
形態 | 落葉低木 |
大きさ | 草丈:0.5~1m(2m) |
花期 | 時期:5~7月 季節:初夏~夏 |
原産国 | 北アメリカ南東部 |
分布地 | 日本では自生していない。 |
生育環境 | 日向や半日陰など、また水はけのよい場所を好む。 |
入手難度 | ★★☆☆☆☆(低) |
入手方法 | 園芸店などで購入することができる。 |
購入価格 | 苗:3000円~ |
花言葉 | 「深い慈愛」「同情」 |
誕生花 | 12月20日 |
▌毒性 | |
危険度 | ★★★★★★(高) |
有毒成分 | カリカンチン(calycanthine:アルカロイド:神経毒) |
有毒部位 | 全株、主に種子 |
中毒症状 | 中枢神経への麻痺作用,体を弓なり曲げてのけ反る特有の激しい痙攣(強直性痙攣),口から泡を吹く,悲鳴を上げる,血圧の上昇,死亡(主にストリキニーネ様の症状) |
致死量 | LD50 44㎎/㎏(マウス) LD50 17㎎/㎏(ラット,静脈) |
食用部位 | 不可 |
誤食部位 | |
類似植物 | |
雑学 | 有毒植物としての知名度が低い。 |
クロバナロウバイの蕾 |
クロバナロウバイの花 |
イチゴの香りがするチョコレート色の花が特徴
種子に含まれる毒性
クロバナロウバイは庭先に植えられることが多い定番植物の一つですがその種子には猛毒となるカリカンチンと呼ばれるアルカロイドを含んでいます。
その毒性は非常に強く脳幹や脊髄の運動神経に作用し、神経伝達物資であるGABAの放出を阻害することで激しい痙攣などの症状を引き起こすことで知られています。
独特の香りが特徴
クロバナロウバイにはいくつか同種が存在していますがいずれも丈夫な植物で栽培しやすいという長所があります。環境適性が高いため寒さ暑さに強く、花の形や色が特徴的で毎年花を多数つけることから観賞用に庭園などで栽培されることが多い品種でもあります。
同種のアメリカロウバイはクロバナロウバイと姿かたちが酷似した花ですが色が赤褐色で色黒であり尚且つクロバナロウバイほど匂いを感じることはありません。