園芸植物として有名でも…

元は中国や台湾に生えているキンポウゲ科の多年草で日本に自生しているものは古くに野生化した種類であるとされています。現在では秋を彩る園芸植物として切り花や花壇などで栽培されているところをよく見ます。

全草にプロトアネモニンと呼ばれる成分を含み、傷つけた際に出る汁液に触れると肌の弱い人の場合水ぶくれ様の皮膚炎を引き起こすことがあります。園芸植物として人気があり身近な植物ですが取り扱い時はゴム手袋などを直用して直接肌に触れないよう工夫することも大事です。
人の食中毒事故はほとんどないようですが、誤食してしまうと吐き気やめまい、痙攣や血圧低下、中枢神経麻痺などを引き起こします。ペットや家畜が間違えて食べてしまうといった事故は少なからず起きており観賞用として育てている場合は注意が必要です。

基本情報
一般名 シュウメイギク
由来:秋に咲く八重咲きの花が菊に似ていることに由来する。また菊と名前につくが菊の仲間ではない。
別名 貴船菊(キブネギク)
秋牡丹(アキボタン)
中国:秋冥菊
和名 秋明菊(シュウメイギク)
英名 Japanese anemone(ジャパニーズ アネモネ)
Japanese thimbleweed(ジャパニーズ シンバルウィード)
学名 Anemone hupehensis(アネモネ ヒューペハンセス)
分類 目:キンポウゲ目
科:キンポウゲ科
属:イチリンソウ属
形態 園芸分類:
形態  :多年草(宿根草)
大きさ 草丈:50㎝~100㎝
花期 時期:9~11月
季節:秋
原産国 中国
分布地 本州、四国、九州などに分布している。
生育環境 耐寒性:非常に強い
耐暑性:夏の強烈な日差しや高温多湿の環境に弱い
入手難度 ★☆☆☆☆☆
入手方法 園芸店などで取り扱っている場合が多く、容易に手に入れることができる。
購入価格 苗:500円~
花言葉 「薄れゆく愛」「淡い思い」「あせていく愛」「忍耐」
誕生花 9月14日、9月30日、10月8日、10月15日
毒性
危険度 ★☆☆☆☆
有毒成分 プロトアネモニン(Protoanemonin)
有毒部位 全草
中毒症状 皮膚につくと刺激、かゆみ、水膨れのような皮膚炎など
誤食により吐き気、眩暈、血圧低下、中枢神経麻痺など
致死量 LD50
食用部位
誤食部位
類似植物 キツネノボタン
ウマノアシガタ
備考

薬用効果
生薬名
効能
取り扱い
備考