アオツヅラフジ
基本データ

| 名称: | アオツヅラフジ |
| 和名: | 青葛藤 |
| 英名: | queen coralbead |
| 分類: | ツヅラフジ科・アオツヅラフジ属 |
| 学名: | Cocculus orbiculatus |
| タイプ: | 双子葉類・ツル性木本 |
| サイズ: | 10m以上 |
| 花期: | 7~8月頃 |
| 原産: | 日本、朝鮮半島、中国など |
| 分布: | 北海道の一部地域、本州、四国など全国に分布している。 |
| 生息環境: | 家屋の壁や道端 |
| 毒部位: | 全草に毒の成分が含まれている。 |
| 毒成分: | トリロビン、ホモトリロビン、トリロバミン等 |
| 症状: | 多量に摂取すると呼吸困難や心臓麻痺胃など。 |
| 危険度: | 非常に危ない |
| 致死量: | 不明 |
| 可食部: | 全て不可 |
| 誤食: | ヤマブドウ、エビカズラ |
| 入手方法: | 雑草が生えている場所であれば比較的容易に手に入る。またはネット通販などでも購入ができる。 |
| 価格: | 苗1000円~ |
| 花言葉: | 「目立たない存在感がある」 |
全国で見かけることが出来る定番植物
日本全国何処にでも生えているおなじみの植物といえばアオツヅラフジはその一つといえるでしょう。見た目は小さなブドウのような粒の房がいくつも蔓にぶら下がって生えており、熟したその果実の実は美味しそうに見えなくもありません。
ただこの植物にはとても危険な毒の成分が全体に含まれているため決して口にしてはいけないのです。
美味しそうに見えるが毒だらけ
毒性と症状
アオツヅラフジには全草にトリロビンやホモトリロビンといった有毒成分が含まれています。大量に摂取することで呼吸困難や心臓麻痺などの危険な症状を起こすことがあります。
毎年誤食による中毒事故が起きている植物でもあるため、特に子供は興味本位で口にしてしまう事が多くしっかりと危険性を伝えておく必要があります。
またアオツヅラフジ(正確には別種)の蔓や根を木防已(モクボウイ)と呼ばれる漢方薬として使用されることもあるが素人がどうこうできるものではないため決して真似しようとは思わない事。
取扱店は意外と多い
アオツヅラフジは意外にも取扱店が多いのが特徴。手に入れようと思えば野生の生えている種を採取すればいいわけだが、うまく見つけられない場合はネット通販で購入するのが最も早い。