毒性

ヤツデは公園や庭木によく使われているため普段の生活の中で目にする機会の多い身近な植物です。しかし根や葉などにはベータファトシン、アルファファトシンなどのサポニン配糖体と呼ばれる血液毒を含むため誤食すると中毒症状を引き起こします。
致死性は低いとされていますが症状として嘔吐や下痢、腹痛などを引き起こすため間違って口にしないように注意しましょう。

▌基本情報
一般名 ヤツ
由来:
別名 天狗打扇(てんぐのうちわ)
也豆天乃木(やつでのき)
オニノユビ
和名 八手、八つ手(やつで)
英名 Japanese Aralia()
学名 Fatsia japonica(ファトシア・ジャポニカ)
分類 目:セリ目
科:ウコギ科
属:ヤツデ属
形態 園芸分類:庭木、花木
形態  :常緑低木
大きさ 草丈:2~4m
花期 時期:10~12月
季節:秋~冬頃
原産国 日本、東アジア沿海地
国内分布地 本州南東以南、四国、九州、沖縄
自生地 海岸近く、山林などに自生しているほか公園や街路樹、庭木に使われていることも多い。
生育環境 耐寒性:やや弱い
耐暑性:普通
入手難度 ★★☆☆☆☆
入手方法 造園関係の店舗で扱っていることが多い、
価格 苗:1000円~
花言葉 親しみ、健康、分別
誕生花 1月26日、11月24日、12月13日、12月27日、12月29日
誕生月
国花
県花
▌毒性
危険度 ★★☆☆☆☆
有毒成分 ベータ・ファトシン、アルファ・ファトシン(サポニンの一種)
有毒部位 全草
中毒症状 嘔吐、下痢、腹痛など
致死量 LD50
食用部位
誤食部位
類似植物
備考

▌薬用利用
生薬名 八角金盤(はっかくきんばん)
効能 民間で鎮咳や去痰薬として使われている。また乾燥させた葉をお風呂に入れて使うとリウマチや痔に効くとされている。
取り扱い 毒性が強いため一般的には使わないほうが良い。