世界には1500の活火山があるといわれています。そのうちの1割が日本に集まっており世界でも有数の火山大国というのは一度は聞いたことがあるのではないでしょうか?
しかし日本のように火山が多い国に住んでいる私たちであっても火山の噴火を経験し目の当たりにしたことのある人の方が少ないと思います。
日本では過去2000年間で1162回の火山噴火が起きたといわれていますが、そのうち大規模な噴火は52回とされこれは38年に1回の割合で起きていることになります。
確かに数字を出すと、そうそう経験できる回数じゃない気がしてきましたね。
ただしそのように稀な火山噴火ですが世界に目を向ければ毎年のように噴火による被害が出ているのも事実です。
2000年以降に起きた噴火によって観光客が巻き込まれた事故を抜粋しています。
観光中に火山噴火に巻き込まれた事故
ニュージーランド 北部ホワイト島噴火
2019年12月9日午後2時11分に発生:ホワイト島は無人島だが噴火当時観光客らを含め47人が噴火に巻き込まれたとのこと。20人以上が重度の火傷を負い負傷、死者数は19人と報告されている。
アメリカ ハワイ島キラウエア火山噴火
2018年5月3日に発生:同年7月16日に溶岩見学ツアーの船に岩石が直撃し23名が負傷しうち一人が足の骨を折る重傷とのこと。数千の地元住民が避難を余儀なくされた。
日本 御嶽山噴火
2014年9月27日発生:登山客らが巻き込まれ死者・行方不明者数63名負傷者数69名とのこと。戦後最悪の火山噴火による犠牲者数である。
フィリピン マヨン山噴火
2013年5月7日発生:登山客ら20名ほどが登っており、うち5名が死亡7名が負傷したとのこと。マヨン火山は過去48回噴火しており千人以上の犠牲者が出ている。
インドネシア ブロモ火山噴火
2004年6月8日発生:観光客ら2名が犠牲、5名が負傷したとのこと。噴火によって舞い上がった噴石は約1キロ先の家屋まで到達し被害を出した。