エニシダ
一般名称 | エニシダ |
別名 | 蝶形花(ちょうけいか)、蝶形花冠(ちょうけいかかん) |
和名 | 金雀枝、金雀児(えにしだ) |
英名 | Broom(ブルーム)、Scotch broom(スコッチブルーム) |
学名 | Cytisus scoparius |
分類 | マメ目・マメ科・エニシダ属 |
タイプ | 落葉低木・常緑性 |
大きさ | 1~3m |
花期 | 5~6月 |
原産国 | 南ヨーロッパ、北アフリカ |
分布地 | 園芸植物として庭木や公園などに植えられている。 |
自生環境 | 日当たりがよく、水はけのよい土壌を好む。 |
入手方法 | 園芸店で購入可能。 |
購入価格 | 苗700円~ |
花言葉 | 「謙虚」「清潔」「卑下」 |
誕生花 | 3/12,3/30,4/14 |
危険度 | ★★★☆☆ |
有毒成分 | スパルテイン[sparteine]、シチシン[cytisine]、ゲニステイン[Genistein] |
有毒部位 | 全草に含まれており、特に枝と葉に多い。 |
中毒症状 | 吐き気、嘔吐、眩暈、下痢の他重症の場合死ぬこともある。 |
致死量 | 不明 |
食用部位 | 全草を食べることはできない。 |
誤食部位 | なし |
エニシダに含まれる毒
強烈な強心作用
ヨーロッパでは昔からエニシダの枝を煎じて利尿剤、強心剤、特に心臓疾患やむくみの治療薬として利用されてきました。また子宮筋肉を収縮させることから分娩時の出血の止血や、不整脈の治療薬など薬として大いに活躍しています。ただしこれらは、専門的知識がなければ民間薬療法としての利用はできません。
中毒症状
全草に含まれるスパルテインなどの中毒成分を摂取すると非常に強烈な苦みを感じ、その後吐き気や嘔吐、眩暈、下痢の他重症化すると血圧低下や呼吸困難、運動神経の麻痺などによって死に至ることもあります。
マメ知識
イギリスでは箒と呼ばれているエニシダ、魔女が箒に乗って空を飛んでいる姿は有名ですが、実はこのエニシダの枝が箒の材料となっています。
またアーモンドのような香りから昔は料理の風味付けに利用されたりビールの苦みを出すために使われていたりもしたそうです。