▌基本情報 | |
一般名 | ポインセチア |
別名 | クリスマスフラワー |
和名 | 猩々木(しょうじょうぼく) |
英名 | Poinsettia(ポインセチア) |
学名 | Euphorbia pulcherrima(ユーフォルビア・プルケリマ) |
分類 | 目:キントラノオ目 科:トウダイグサ科 属:トウダイグサ属 |
形態 | 園芸分類:草花 形態 :常緑低木 |
大きさ | 草丈:10~60cm |
花期 | 時期:12~2月 季節:冬 |
原産国 | メキシコ |
分布地 | 主に埼玉県で生産・栽培されている。 |
生育環境 | 寒さに弱い。 |
入手難度 | ★★☆☆☆☆(低) |
入手方法 | クリスマスシーズンになると町中の園芸店で取り扱いが増えだす。それ以外の時期だとネットで購入するのが早い。 |
購入価格 | 苗:4000~5000円 |
花言葉 |
|
誕生花 | 12月9日 |
▌毒性 | |
危険度 | ★★☆☆☆☆(低) |
有毒成分 | ホルボールエステル類(phorbol ester) |
有毒部位 | 根、茎、葉など全株に毒が含まれている。特に植物に傷をつけた際に出てくる白い乳液(サップ)に多い。 |
中毒症状 | 皮膚炎(炎症、水ぶくれ等),粘膜の痛み,吐気,嘔吐,下痢など。*発がんプロモーション作用あり。 |
致死量 | LD50: |
食用部位 | 不可 |
誤食部位 | |
類似毒性 |
|
雑学 |
|
ポインセチアの毒性
ポインセチアはトウダイグサ科の常緑低木で全世界に2000種近い品種が分布しています。原産はメキシコで日本へは明治時代に渡来し和名で猩々木(しょうじょうぼく)とも呼ばれています。
トウダイグサ科の植物の多くにはホルボールと呼ばれる有毒な成分を含む品種が多く、ポインセチアにも当然含まれています。特に葉や茎を傷つけた際に出てくる白い色の乳液には皮膚炎などを引き起こす成分が多く含まれているので素手で触らないようにしましょう。
中毒症状
ポインセチアの樹皮に含まれる白色の乳液が肌に直接触れると水ぶくれや炎症など、皮膚炎を引き起こすことが知られており、肌の弱い人は要注意となります。また眼などの粘膜部分に触れると激しい痛みがあるため取り扱い時に植物の汁液が付いた手で眼などをこすらないようにしなければなりません。
また口から摂取すると食中毒症状を引き起こし吐き気や嘔吐、下痢などの症状が表れます。中でもユーフォルビア・ラクテアやミルクブッシュは症状が他の品種よりも強いとされています。
1910年代にハワイでポインセチアを子供が食べて死亡する事故が起きていることから以前は強い毒性を持つと考えられている時期もありましたが近年、ポインセチアの持つ毒の致死性は低いとされるようになり重度の場合でも吐き気や下痢程度で済むと言われています。
しかし最近では発がんプロモーションの作用が含まれているのが判明したとのこと、やはり人体に対して良くない成分を含んでいることは確かなようです。
◆発がんプロモーションとはガン化した細胞の増殖を促進させる作用の様なもの。