クリスマスローズ

外形 クリスマスローズ
一般名称 クリスマスローズ
別名 冬の貴婦人(ふゆのきふじん)、冬の宝石(ふゆのほうせき)、雪起こし(ゆきおこし
和名 寒芍薬(かんしゃくやく
英名 Christmas rose(クリスマス・ローズ
Lenten rose(レンテン・ローズ
Hellebore(ヘラボォ
学名 Helleborus(ヘレボルス
分類 キンポウゲ目・キンポウゲ科・クリスマスローズ属
形態 常緑多年草
大きさ 高さ:25~40cm
花期 12~3月:冬~早春
原産国 南・中央ヨーロッパ、トルコ、地中海沿岸など
分布地 公園や、一般家庭の花壇などで栽培されている。
生育環境 明るめの日陰や半日陰を好み風通しが良く涼しい場所が適している。反対に暑さに弱く直射日光や長時間光が当たる場所はあまり適していない。
入手方法 園芸店で購入することができる。
購入価格 苗:600円~1000円
花言葉 「慰め」「追憶」「私を忘れないで」「いたわり」「安心させて」
誕生花 3/6
危険度 ★★★★☆(強毒)
有毒成分 ヘレボリン [Hereborin]
スプリンチリン [Sprintin]
サポニン [saponin]
プロトアネモニン [Protoanemonin]
有毒部位 全草に毒が含まれていて、特に根と根茎にヘレボリン、ヘレボレインを多く含む。
中毒症状 摂取:吐気、嘔吐、下痢、痙攣など。
皮膚:肌に汁液が付くと皮膚炎となる。
致死量
食用部位 全て食べることはできない。
誤食部位
備考 ◆古くは根茎をヘレボルス根と呼び強心薬や利尿薬として利用されていた。
◆本来クリスマスローズとはクリスマスの頃に開花するヘレボルス・ニゲルという品種を指している。
◆種類
ヘレボルス・ニゲル、ヘレボルス・オリエンタリス、ヘレボルス・フェチダスなど

クリスマスローズの毒性

◆クリスマスローズ

クリスマスローズクレマチス、ラナンキュラス、アネモネなどと同じキンポウゲ科の多年草でヨーロッパを中心に自生している植物です。

沢山の種類があり、日本で栽培されている品種は春に咲く種が多く見受けられます。

クリスマスローズは全草に強心配糖体であるヘレボリンヘレボレインと呼ばれる心臓毒の一種やスプリンチンなど炎症症状を引き超す成分を含んでいることで知られています。特に根や根茎には高濃度に含まれていて食べると中毒を引き起こすため取り扱いには注意が必要です。

また根茎はヘレボルス根と呼ばれ強心薬や利尿薬など薬として利用していた歴史がありますが、あまりにも毒性が強いため現在では使われていません。

中毒症状

誤って口にすると吐き気や嘔吐、下痢などの症状を引き起こし、重度の場合強心作用による心臓麻痺で死に至る危険性もあります。また肌や粘膜にクリスマスローズの汁液が付くと皮膚炎などの炎症症状が表れます。

◆クリスマスローズの数多くの品種が栽培されていますがいずれも有毒とされているので注意しましょう。