クララ

外形 クララの花
一般名称 クララ
別名 狐の大角豆(きつねのささげ)、クサエンジュ、蛆殺(ごうじころし)
和名 眩草(くららくさ)
英名 Shrubby sophora(シュラビィ・ソフォラ)
lightyellow sophora(ライトイエロー・ソフォラ)
学名 Sophora flavescens(ソフォラ・フラブセンス)
分類 マメ目・マメ科・クララ属
形態 多年草
大きさ 高さ:80cm~150cm程度
葉:2~4cm
豆果:7~8cm
花期 時期:6~7月
季節:初夏~夏
原産国 日本、中国
分布地 北海道を除く本州、四国、九州に分布。
生育環境 日当たりのよい路傍や道端、土手、川原、草地に自生している。
入手方法 取り扱っている販売店はほとんどないが稀にネットなどで販売しているところもある。入手する場合は土手や道端に生えているクララを探すのが良い。
購入価格 苗:1000円~
花言葉
誕生花
危険度 ★★★☆☆(強毒)
有毒成分 マトリン(matrine:アルカロイド)
有毒部位 根、茎、葉、果実など全草に有毒成分を含み、特に根に多く含まれる。
中毒症状 中枢神経・呼吸運動神経の麻痺、重度の場合呼吸停止によって死に至る。
致死量
食用部位 全て食べることはできない。(根を乾燥させたものを漢方薬として使うが普通は食べられない)
誤食部位 インゲンマメのような豆果を付けるため間違えて食べる場合がある。
備考 ◆名前の由来はこの植物の根を噛むとめまいを起こすほどに苦いことに起因している。

クララの毒性

クララにはサヤインゲンの様な豆が実が食べることはできない。誤食に注意しよう。

クララはマメ科の多年草で、その根を噛むと眩暈(めまい)がするほど苦いことから眩草(くららぐさ)と命名され、今ではクララと呼ばれるようになっています。

またクララの根は昔から苦参(くじん)と呼ばれており、利尿や解熱、消炎作用があることから漢方薬として利用されている他、ケジラミの除去や家畜の寄生虫、ウジの駆虫剤などにも使われています。

◆ただし駆虫剤などはあくまでも民間療法としての利用のため専門家でなければ使うのは危険。

保有する毒の成分はマトリンと呼ばれるアルカロイドで根、茎、葉など全草に含まれており、特に根の毒性が強くなっています。
口から摂取することで中毒症状を起こしますが、少量であれば目がくらむ程度で済みます。しかし多量に摂取すると命の危険があるとされているため、間違って誤食しないようにしましょう。

◆根の汁が眼などの粘膜に付くのもあまりよくないとされているため取り扱い時にはゴーグルなどつけたほうが良いだろう。

中毒症状

主な症状は非常に強烈な苦みをに加え、大量に摂取することで中枢神経や呼吸運動神経の麻痺などを引き起こし重度の場合意識不明、呼吸麻痺によって死に至ることもあります。

◆海外では強烈な苦みを体験するためわざと口に含むような風習もあるのだとか、なめる程度ならばそこまで心配する必要もないともされているが一応気を付けよう。