ウマノスズクサ
基本情報
一般名 ウマノスズクサ
別名
  • 馬兜鈴(ばとうれい)
  • 青木香(せいもっこう)
  • 聾草(ツンボグサ)
和名 馬の鈴草(うまのすずくさ)
英名
学名 Aristolochia debilis(アリストロキア・デビルズ)
分類 目:コショウ目
科:ウマノスズクサ科
属:ウマノスズクサ属
形態 園芸分類:雑草
形態  :ツル性多年草
大きさ 草丈:1~5m
花期 時期:6~8月
季節:初夏~夏
原産国 日本、中国中部・南部
分布地 北海道を除く本州(関東地方以西)、四国、九州に自生している。
生育環境 耐寒性:弱い
耐暑性:強い
入手難度 ★★☆☆☆☆(低)
入手方法 山地や原野、川のふち、土手、茶畑、道端などで一般的に見かけることができるため採取しやすい。
通販であれば取扱店は複数ヒットするためネットで買うのも手軽で良い。
購入価格 苗:800円~
花言葉 「親切な人」
誕生花
毒性
危険度 ★★★★★☆(高)
有毒成分 アリストロキア酸(Aristolochic acid)
有毒部位 根、茎、葉など全草に毒を含んでいる。
中毒症状 呼吸停止、腎臓障害、尿路がん
致死量 LD50:38.4㎎/㎏(マウス、雄、静注)
LD50:70.1㎎/㎏(マウス、雌、静注)

食用部位 食用不可
誤食部位 若葉が山菜に少し似ている。
類似植物
  • マルベウマノスズクサ
  • オオバウマノスズクサ
備考
  • ジャコウアゲハの幼虫はウマノスズクサの品種の植物だけを食べることで体内にその毒を取り込み外敵から身を守る。
  • 独特の強い臭気がある。
  • 果実は稀にしか実らない。

ウマノスズクサとは

ウマノスズクサはウマノスズクサ科のつる性多年草で、日本や中国に自生しており世界には500種ほどが確認されています。球形の果実が馬の首に付ける鈴に似ていることから「馬の鈴草」と名付けられたと言います。

園芸植物としてはあまり見かけることはありませんが、近年ではネット販売を中心に取り扱っている園芸店が増えてきているため、ひそかに人気をはくしているのかもしれません。
ただ基本的には、どこにでも生えている雑草の一種で田舎の畑周りや川の堤などの他、都市部などでもフェンスに絡み合って生えているところを見かけることができます。

購入するとなると1000円近くする場合もあるため一度周囲の道端にでも自生していないか探してみると案外簡単に入手することができるかもしれませんよ。

薬用効果

ウマノスズクサは薬用として使われてきた過去があり、根を乾燥させたものを土青木香(ドセイモッコウ)もしくは青木香といい、果実を干したものを馬兜鈴(バトレイ)と呼びます。

根の土青木香は虫や蛇の解毒や打撲傷などに使われ、果実の馬兜鈴は鎮咳や喘息などの薬として使われていました。しかしその毒性の強さから現在では殆ど利用されることはありません。もちろん素人が民間薬として利用することは非常に危険であるため安易に使うようなことは絶対にしてはいけません。

※過去にアリストロキア酸が関係したと思われる健康被害が多く報告されているとのことです。中国で買ってきたアリストロキア酸を含む漢方薬を使ったことによる腎臓障害など多くの症例が確認されている

ウマノスズクサの毒性

保有する毒はアリストロチンと呼ばれるアルカロイドで全草に含まれています。小・中動物に対しては多量に摂取すると血便が出て、また重度の場合呼吸停止によって死に至ることが分かっています。
また腎臓障害や尿路ガンを引き起こすこともあるとされています。

ウマノスズクサには毒が含まれており、昔は薬だったのかもしれませんが現在では研究の結果様々な健康被害が起きていることが分かっているので興味本位で口にしないようにしなければいけません。

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