ラナンキュラス
外形 | |
一般名称 | ラナンキュラス |
別名 | ハナキンポウゲ |
和名 | 花金鳳花(はなきんぽうげ),金鳳花(きんぽうげ)、花狐の牡丹(はなきつねのぼたん) |
英名 | buttercup(バターカップ) Persian buttercup(パージアン・バターカップ) Ranunculus(ラナンキュラス) |
学名 | Ranunculus asiaticus(ラナンキュラス・アシアティクス) |
分類 | キンポウゲ目・キンポウゲ科・キンポウゲ属 |
形態 | 多年草 |
大きさ | 高さ:30cm~40cm |
花期 | 4~5月:春 |
原産国 | ヨーロッパ南東部,中近東 |
分布地 | 家庭の花壇などで良く栽培されている。 |
生育環境 | 日当たりが良く、水はけがいい場所。寒さには弱い |
入手方法 | 園芸店で購入することができる。 |
購入価格 | 苗:500円~700円 |
花言葉 | 「とても魅力的」「華やかな魅力」「光輝を放つ」 【英語の花言葉】 「radiant charm(晴れやかな魅力)」 「I am dazzled by your charms(あなたの魅力に目を奪われる)」 |
誕生花 | 1月20日、1月29日、2月25日、3月2日、5月25日 |
危険度 | ★☆☆☆☆ [弱毒] |
有毒成分 | ラヌンクリン [ranunculin] プロトアネモニン [protoanemonin] |
有毒部位 | 全草に有毒成分が含まれている。 ◆乾燥した葉にはプロトアネモニンは含まれていないとされ炎症は起きないと言われている。 |
中毒症状 | 皮膚:痒み、発赤、発泡、化膿などの皮膚炎症状 摂取:口内の炎症、下痢、腹痛、吐き気、眩暈、など、重度の場合痙攣や急性肝炎などを引き起こす可能性がある。 |
致死量 | プロトアネモニン:LD50 190㎎/㎏(マウス) |
食用部位 | 全て食べることはできない。 |
誤食部位 | – |
備考 | 花色:赤、桃、白、黄、橙、紫など 品種:ビクトリアストレイン系、ドリーマー系、ドワーフ系、ワンダーランド系 |
ラナンキュラスの毒性
◆ラナンキュラスの花畑
ラナンキュラスはキンポウゲ科の多年草で地下に塊根を持つ球根植物です。園芸植物として人気が高く近年の品種改良によって膨大な品種数を誇っています。
保有する成分自体はそれほど強い毒ではないのですが、非常に身近な植物であるためか毒の危険性や情報があまり知られていないという弊害もあります。
全草にプロトアネモニンやラヌンクリンと呼ばれる有毒成分を含んでおり、特に開花時期にはプロトアネモニンによる毒素の濃度が最も濃くなるとされています。
中毒症状
プロトアネモニンはキンポウゲ科の植物に広く含まれていて、特徴的な刺激臭と皮膚や粘膜に対して局所的な刺激作用があり、植物が傷ついたときに出てくる汁液が肌に付くと痒みや発疹、水泡、化膿などの皮膚炎症状を起こすことがあります。
◆特に皮膚が弱い人の場合重度の皮膚炎になるため注意が必要である。
また口から摂取すると下痢や腹痛、吐き気、眩暈など、重症化すると痙攣や急性肝炎などを引き起こす可能性があります。
ラナンキュラスに含まれる有毒成分は致死的ではないとされていますが量によっては症状が重くなるため注意するに越したことはありません。