キキョウ

キキョウの花
一般名称 キキョウ
別名 朝貌の花(あさがおのはな)、蟻の火吹き(ありのひふき)、盆花(ぼんばな)、嫁取花(よめとりばな)、岡止々岐(おかととき)、キチカウ
和名 桔梗(ききょう
英名 Balloon flower(バルーン・フラワー)、Chinese bellflower(チャイニーズ・ベルフラワー)、Japanese bellflower
【仏:Campanule a grands fleurs 独:Breitblocke】
学名 Platycodon grandiflorus(プラティーコドン・グランディフロラス
分類 キク目・キキョウ科・キキョウ属
形態 多年草 (園芸分類:草花、山野草)
大きさ 高さ:20~120cm 花弁:4~5cm 葉:4~7cm
花期:季節 6~9月:夏~秋
原産国 日本全土の他、朝鮮半島、中国北部および東北部、ウスリー、アムール、ダフリアなど東アジア、シベリア東部など。
分布地 北海道、本州、四国、九州や公園、一般家庭の花壇などでも栽培されている。
生育環境 山地よりも低い場所、丘陵帯〜山地帯の日当たりのよい草地に自生している。
入手方法 園芸店で購入することができる。
購入価格 苗:500円~1000円
花言葉 【キキョウ全般】
「永遠の愛」「変わらぬ愛」「誠実」「気品」「従順」
【紫のキキョウ】
「永遠の愛」「変わらぬ愛」「気品」「誠実」
【白のキキョウ】
「清楚」
誕生花 8月2日、8月28日、9月1日
危険度 ★☆☆☆☆ [重症:胃腸障害]
有毒成分 キキョウサポニン[saponin]
プラティコジン
有毒部位 全草に毒が含まれている。
中毒症状 嘔吐、胃・腸のただれ、下痢、腹痛、溶血作用など。
致死量
食用部位 根は生薬となるが専門家の処方が必要になる。
海外では根をキムチなどに加工して食用としている。
誤食部位
備考 キキョウは万葉集の中で秋の七草として歌われている朝顔の花と同一とされている。
七草一覧:オミナエシ、ススキ、キキョウ、ナデシコ、フジバカマ、クズ、ハギ

近年個体数が減少し野生のキキョウは環境省の準絶滅危惧に指定されている。

キキョウの毒性

野生のキキョウ
◆道端に生えるキキョウの花

キキョウ(桔梗)はキキョウ科の多年草で日本各地に自生している他、園芸植物としても人気があり家庭の花壇などでも広く栽培されている山野草です。

保有する毒の成分はサポニン(キキョウサポニン)やプラティコジンというトリテルペン配糖体の一種で葉、根、茎など全草に含まれています。

中毒症状

キキョウの毒自体はそれほど強いものではありません。しかし大量に食べすぎると吐き気や嘔吐、下痢に腹痛、胃・腸のただれなどの胃腸障害といった消化器系の中毒症状が起きるほか、血中に入ると赤血球を破壊する溶血作用も持ち合わせています。

魚に対する毒性

サポニンは界面活性作用魚毒性も持ち合わせており、成分を溶かした水を振ると洗剤のように泡が発生したり、魚など水生生物に対して鰓を傷つけるなどの影響があります。

◆魚毒性の作用を利用し魚の捕獲に使用することも可能であるとされる。費用対効果がどの程度なのかは不明であるが。

薬用効果

サポニンを保有する植物は昔から薬用効果でも知られています。キキョウも同様にニンジンの様な根を乾燥させたものを桔梗根ききょうこん)と呼び漢方薬として利用されています。

薬用効果として鎮静、鎮咳、鎮痛、去痰作用のほか消炎、血圧降下・解熱作用などが知られていて、現在では咳き止めの原料として使われています

食用として食べられる

サポニンは水溶性の性質を持つため、お湯で茹でたり水にさらしたりすることで容易に毒の成分を抜くことができるのです。このため韓国ではキキョウのことをトラジと呼び、その根を塩水で煮てナムルやキムチなどに調理し食用として食べられています。また日本でも同様におひたしなどにして食べる習慣のある地域もあります。

◆キキョウの毒自体はしっかりと手順を守りさえすればそれほど危険ではないことが分かる。