ハナビシソウ

一般名称 ハナビシソウ
別名 カリフォルニアポピー
和名 花菱草(はなびしそう)
英名 California poppy(カリフォルニア・ポピー),Californian poppy, Golden poppy
学名 Eschscholzia californica(エショルトゥスィア・カルフォルニカ
分類 ケシ目・ケシ科・ハナビシソウ属
タイプ 一年草(本来は多年草)
大きさ 30~60cm
花期 4~7月
原産国 北アメリカ、メキシコ
分布地 一般家庭の花壇や植木でよく栽培されている。道端で野生化した種も見かけることができる。
自生環境 日当たりのよい乾燥した気候の場所を好む。
入手方法 園芸店で安価に購入することができる。
購入価格 種1袋200円~
花言葉 「富」「成功」「和解」「希望」「私を拒絶しないで」
誕生花 3/11、3/24、4/17、5/15
危険度 ★★★☆☆ [重症:心臓麻痺]
有毒成分 プロトピン[protopine]
サンギナリン[sanguinarine]
有毒部位 全草(完熟した種子は無毒)
中毒症状 プロントピン:嘔吐、体温低下、呼吸麻痺、心臓麻痺など
サンギナリン:抗菌性、消炎鎮痛作用など
致死量 プロトピン:不明
サンギナリン:LD50 19.4㎎/㎏(マウス、皮下)
食用部位 全て食べることはできない。
誤食部位 特になし

ハナビシソウに含まれる毒

プロトピンとは

ハナビシソウにはアルカロイドの一種でプロトピンと呼ばれる有毒成分が含まれています。フマリンとも呼ばれケシ科の植物や日本産エンゴサク属のコマクサ、タケニグサなどにも含まれることで知られています。

中毒症状

プロトピンを摂取すると嘔吐や体温低下、血圧低下、呼吸麻痺や心臓麻痺などの症状を引き起こします。また微量ながらモルヒネやコデインなどの成分が含まれているため、花や葉など全草を乾燥させてタバコのように吸引すると弱いマリファナのような効果を得られるとされています。

鎮痛薬にもなる

海外では鎮痛や鎮痙薬、抗不安薬睡眠薬として使われており、マラリヤや黄疸、皮膚病などに対しても効果があります。しかし一般人が使用するには非常に危険とされており医薬品として使うには不向きです。

またアメリアのインディアンはハナビシソウの効果を利用し歯の痛み止めに使ったり魚をとらえたりする魚毒として使っていたそうです。

ハーブティーでリラックス効果?

乾燥させたハナビシソウをお茶にして飲むと精神安定剤や鎮静剤の効果が期待できるとされていますが、現段階では安全と考えられる摂取量は研究段階であるため正直飲むのは控えたほうがいいかもしれません。