オシロイバナ

外形
一般名称 オシロイバナ
別名 夕化粧(ゆうげしょう)、洗澡花(中国語:シーザオファ)、煮飯花(中国語:ヂューファンファ)
和名 白粉花(おしろいばな)
英名 Marvel of Peru(マーヴァル・オブ・ペルー)
Four o’clock(フォー・オクロック)
学名 Mirabilis jalapa(ミラビリス・ハラパ)
分類 ナデシコ目・オシロイバナ科・オシロイバナ属
形態 多年草(園芸上は一年草として扱われる)
大きさ 高さ:60~100cm
花径:3cm(筒部:5cm程度)
果実:直径7㎜~
花期 時期:7~10月
季節:夏~秋(最盛期は8~9月頃)
原産国 南アメリカ、メキシコ、ペルーなど
分布地 日本全国に分布しており、温かい地域では野生化しているところも多くみられる。
生育環境 日当たりの良い場所を好み場所を選ばず育つ。舗装された路上でも隙間があれば生えてくるほど逞しく丈夫。
入手方法 ホームセンターなどで購入することができる。
購入価格 種:200~300円
花言葉 「臆病」「内気」「恋を疑う」
【英語の花言葉】
「timidity(臆病)」
誕生花 7月28日、8月1日、8月2日、8月23日
危険度 ★★☆☆☆ (弱毒)
有毒成分 トリゴネリン(trigonelline)
有毒部位 葉、根、花など全草に含まれているが特に根や種子に多い。
中毒症状 摂取:腹痛、嘔吐、下痢など、致死的な毒ではない。
皮膚:特になし
致死量 LD50 5.0g(ラット皮下)、5000㎎/㎏(ラット経口)
食用部位 全て食べることはできない。
誤食部位 身近に生えているため子供が誤って種子などを口にする場合がある。
備考 ◇花名の由来:花が咲き終わった後に出来る黒色の果実のタネの中にある胚乳が白く粉上になっており、この粉がおしろいに似ていることに由来する。
◇午後4時ごろになると花を咲かせるという性質を持つためイギリスでは「フォーオクロック(午後4時)」と呼ばれ日本では夕化粧(ゆうげしょう)という別名がある。
◇花色:赤、黄、紫、白、橙、桃色など。

オシロイバナの毒性

◆オシロイバナの種:この中に粉上の胚乳が含まれている。昔は子供がお化粧ゴッコをして遊んでいた。(危険)

オシロイバナはオシロイバナ科の多年草(または一年草)で日本全国に分布しており、日当たりの良い道端などに咲いている身近な植物の一つです。

葉、茎、花など全草に有毒となる成分を含んでおり、特に根や種子(胚乳)などに多く含まれています。

保有する毒の成分はアルカロイド類のトリゴネリンと呼ばれるもので口から摂取(食べる)ことで中毒症状を引き起こすことが知られています。子供が遊びで使う植物としても知られていて誤って口にしないように注意することが必要です。

また中国では葉や根を薬用として使い、切り傷やたむしに効果があるとされていますが、日本では薬としての使用例はありません。

中毒症状

トリゴネリンは致死的な毒ではありませんが多量に摂取すると嘔吐や下痢、腹痛などを引き起こすことで知られています。