オモト
一般名称 | オモト |
別名 | レイロ(黎蘆)、霊草、不老草、縁起草、長寿草、辛抱草、老母草(おもとぐさ)シシノクビキ、百代草など |
和名 | 万年青(おもと) |
英名 | Rohdea japonica |
学名 | Rohdea japonica Roth |
分類 | キジカクシ目・キジカクシ科・オモト属 |
タイプ | 常緑多年草 |
大きさ | 高さ:30~50cm |
花期 | 4~6月 |
原産国 | 日本、中国 |
分布地 | 本州、四国、九州地方の海岸部の山林等 |
生育環境 | 水はけのよい日陰や直射日光が当たらない場所を好む。 |
入手方法 | 園芸店で購入可能 |
購入価格 | 苗:2000円~ |
花言葉 | 「長寿」「長命」「崇高な精神」「母性の愛情」 |
誕生花 | 1/24,12/9 |
危険度 | ★★★★★ |
有毒成分 | ロデイン、ロデキシン、サポニン |
有毒部位 | 全草に毒が含まれている。 |
中毒症状 | 悪心、嘔吐、頭痛、不整脈、血圧低下、重症化すると全身痙攣、運動・呼吸麻痺などによって死に至ることもある。 |
致死量 | 不明 |
食用部位 | 全て食べることはできない。 |
誤食部位 | 赤く実る果実を食用と勘違いしやすい。 |
オモトの花 ツバメオモト
オモトに含まれる毒
オモトは昔から縁起の良い植物とされており、引っ越しや新築・誕生等お祝いに要いられてきました。またその歴史は古く室町時代から始まり、江戸時代中期には多くの園芸品種が作られ一大ブームとなったといいます。
薬として使われてきた
オモトの根茎(こんけい)を天日で乾燥させたものを「万年青根(まんねんせいこん)」、葉は「万年青葉(まんねんせいよう)」といい強心剤や利尿剤の生薬として使われています。
しかし毒性が強く取り扱いが難しいため一般的に専門家でなければ使わないほうがよいとされています。
中毒症状
オモトの葉や花、根茎にはロデインやローデキシン、サポニンなどの人体に対して毒性の強い成分が多く含まれています。
特にロデインは摂取すると悪心や嘔吐、頭痛、不整脈、血圧低下等ひどい場合呼吸停止や心臓麻痺などで死に至たる危険性があります。またサポニンは赤血球を破壊する効果溶結作用によって強心剤や利尿剤としての効果が期待できますがやはりこちらも毒性が非常に強く使い方によっては死ぬこともある危険な成分です。