コマクサの葉
基本情報
一般名 コマクサ
別名 樺太駒草(カラフトコマクサ)
和名 駒草(こまくさ)
英名 Japanese bleeding heart(ジャパニーズ・ブリーディング・ハート)
学名 Dicentra peregrina(ディケントラ・ペラグリーナ)
分類 目:キンポウゲ目
科:ケシ科
属:コマクサ属
形態 園芸分類:
形態  :多年草
大きさ 草丈:5~15cm
花期 時期:5~7月
季節:初夏~夏
原産国 日本、東アジア、北アメリカなど
分布地 北海道、本州中部より北の高山に分布している。
生育環境 耐寒性:
耐暑性:
※高山の砂礫地(されきち:小さな砂や石で覆われた場所)などに生える。
入手難度 ★★☆☆☆☆(低)
入手方法 園芸店で購入可能。
(注意‼)野生のコマクサの採取は禁止されている。
購入価格 苗:500~1500円
花言葉 「高嶺の花」「誇り」「気高い心」「貴重品」
誕生花 7月28日
毒性
危険度 ★★★★★☆(高)
有毒成分
  • ジセントリン(dicentrine)
  • プロトピン(protopine)
有毒部位 根、茎、葉、花など全草に有毒成分が含まれている。
中毒症状 中等量で中枢神経を刺激してんかん様の発作を起こすほか嘔吐や体温の低下呼吸困難や心臓麻痺などで死に至ることもある。
致死量 LD50
食用部位 全草食べることはできない。
誤食部位
類似植物
備考

コマクサの毒性

◆地面が砂や小石のばかりの荒れた土地に生息しているコマクサ。

コマクサにはジセントリンプロトピンなどアルカロイド類※1の有毒成分が含まれています。過去に鎮痛薬として使われていたもので、少量であれば麻酔作用の効果が期待できる反面、中等量の摂取で中枢神経を刺激してんかん※2のような発作を起こすことで知られています。

※1.窒素を含む植物由来の塩基性を示す有機化合物で、アルカリに似た成分アルカリもどきとも呼ばれる。
※2.てんかん:症状は人にり様々、意識障害や痙攣などの発作を繰り返し起こす脳の疾患。

中毒症状

ジセントリンを多量に摂取すると嘔吐や体温の低下、呼吸麻痺や心臓麻痺を引き起こし重度の場合死に至ることもある危険な毒素です。