タケノコにも毒が含まれていて生で食べると危険って知っていましたか?春の食材としても有名でタケノコご飯に煮物、お刺身などいろんな食べ方で私たちを楽しませてくれます。今回はタケノコに含まれる毒の危険性と予防方法をご紹介していきます。
※この記事は3分で読めます
たけのこの毒について
どんな毒?
タケノコには苦みやえぐみの元となるシュウ酸やホモゲンチジン酸などの青酸化合物が含まれています。主にシュウ酸がヒトの体に対して有害な物質となります。
食べるとどうなるの?
シュウ酸はいわゆるアクの成分でシュウ酸を含む食品を過剰に摂取すると尿管結石症の原因となります。特に脂っこいものをたくさん食べていると尿中のシュウ酸濃度を高めるため注意が必要です。
シュウ酸が含まれる食品
タケノコの他にもホウレンソウや、ツルナ、抹茶などに多くのシュウ酸が含まれています。中でもホウレンソウは他の食品と比較しても重量比においてシュウ酸保有量が最も多いためタケノコと並んで食べすぎに注意が必要な食品です。
安全に食べるために
茹でる
シュウ酸は水溶性のため重曹や米ぬかのようにアルカリ性の水につけることで取り除くことができます。特にお湯で茹でることで確実にアクを取り除くことができます。
早めに食べる
タケノコは掘り立てで新鮮なものは生でも食べることができます。しかし時間が経過するほどアクやえぐみが増し、1日で数倍にも増加するともいわれています。タケノコは購入したらなるべく早く食べるようにしましょう。
タケノコ雑学
モウソウチク(孟宗竹)
日本で最も有名なタケノコはモウソウチクと呼ばれる竹で原産国は中国。放っておくとどんどん大きくなりあっという間に竹林を形成するすごい繁殖力を持つ竹です。
成長速度が速い
モウソウチクの成長速度は1日に1mも背が伸びると言われています。これは栄養を全てタケノコ作りに費やすからと言われています。