▌基本情報 | |
一般名 | ネジキ |
別名 | カシオシミ、カシオミノ |
和名 | 捩木(ねじき) |
英名 | |
学名 | Lyonia ovalifolia var. elliptica |
分類 | ツツジ目,ツツジ科,ネジキ属 |
形態 | 落葉小高木 |
大きさ | 高さ:4~7m 葉 :5~10cm 果実:5~7㎜ |
花期 | 時期:5~6月 季節:春~初夏 |
原産国 | 日本、中国、台湾、東アジア |
分布地 | 本州(岩手県以南)、四国、九州に分布している。 |
生育環境 | 低山や山間部などの陽地や雑木林の中で生えていることが多い。 |
入手難度 | ★☆☆☆(低) |
入手方法 | 園芸店やホームセンター、ネット通販で容易に購入することができる。 |
購入価格 | 苗:1000~2000円程 |
花言葉 | 「悲しみの涙」 |
誕生花 | |
▌毒性 | |
危険度 | ★★☆☆☆☆(弱毒) |
有毒成分 |
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有毒部位 | 根、茎、葉など全体に毒を含む。 |
中毒症状 | 摂取後数時間で嘔吐、痙攣など。重度の場合、四肢の麻痺、起立不能、全身まひまど。致死率は低く治癒も比較的早い。 |
致死量 | |
食用部位 | 食べることはできない。 |
誤食部位 | |
備考 | ◆樹皮の浅い溝が、幹の周りにねじれるように入ることが名前の由来。 |
ネジキの毒性
ネジキはツツジ科の落葉小高木で、日本では主に本州、四国、九州に分布している。比較的どこにでも自生している植物で初夏に数センチほどの壺型の白い花を咲かすことから、一般家庭で庭木として植えられていることもある。
樹皮や葉、花など全体に有毒成分を含んでおり、特に葉の毒性が強いとされている。牛などの家畜にも毒性を発揮し、体重の1%程度の摂取で死んでしまうとされ、飼料に混ざらないように注意しなければならない。
樹皮にも毒を含んでいるためキャンプなどでネジキの枝を使用して即席の箸を作って口に含むことは有毒成分を取り込んでしまう危険性があるため危険である。
ネジキに限らず野生の植物を焼いたり加工したりすると、思わぬところで有毒物質が発生することがあるため注意が必要である。
中毒症状
保有する毒はグラヤノトキシンと呼ばれるツツジ科に多く見られる成分で口から摂取することで中毒症状を引き起こす。主な症状は嘔吐や痙攣、四肢開張、知覚過敏など重症化すると四肢の麻痺、起立不能、全身麻痺を引き起こすこともある。致死性は低く、また回復も比較的早いため命に関わることは少ないとされている。