▌基本情報 | |
一般名 | ニガヨモギ |
別名 |
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和名 | 苦蓬(にがよもぎ) |
英名 | worm wood(ワームウッド) |
学名 | Artemisia absinthium(アルテミシア・アブシュツゥム) |
分類 | 目:キク目 科:キク科 属:ヨモギ属 |
形態 | 園芸分類:雑草 形態 :多年草 |
大きさ | 草丈:40~100cm |
花期 | 時期:6~8月 季節:夏 |
原産国 | ヨーロッパ、北アメリカ、アジア北部など |
分布地 | 雑草なので道端や草地に普通に生えている。 |
生育環境 | 耐寒性: 耐暑性: |
入手難度 | ★★☆☆☆☆(低) |
入手方法 | ワームウッドと検索してみれば取扱店が結構出てくる。初夏~秋口であれば道端で探してみるのもいいかもしれない(ただしヨモギやその他の類似品種と形状が似ているので判別が正直難しい…) |
購入価格 | 種:300円~ 苗:400円~ |
花言葉 | 「平和」「冗談」「不在」 |
誕生花 | |
▌毒性 | |
危険度 | ★☆☆☆☆☆(低) |
有毒成分 | ツジョンorツヨン(thujone) |
有毒部位 | 根、茎、葉など全草に毒を含む。 |
中毒症状 | 多量に摂取すると眩暈、嘔吐、吐き気、腹痛、幻覚、錯乱、痙攣など。 |
致死量 | LD50: |
食用部位 | ニガヨモギの成分を抽出しアブサン酒として飲用できる。 |
誤食部位 | ヨモギに似ているため間違えて食べてしまうことがある。 |
類似植物 | |
備考 |
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ニガヨモギとは
ニガヨモギ(苦蓬)はキク科の多年草で日本へは江戸時代から明治初期に渡来しています。葉の形状などが通常の『ヨモギ』に似ていますが表面は白い軟毛に覆われていて独特の強い香りと強烈な苦みがあるのが特徴です。他の植物のそばで育てたり茎葉を周囲に敷き詰めることで虫よけ(害虫避け)としての効果も期待できるとされています。
ヨーロッパではアブサンという非常に度数が高いお酒の原料の一つとして使われており、広く飲まれていました。かのゴッホも愛飲し身を亡ぼす原因となったのがアブサン酒だという逸話も残っているほどなのです。
ただ一時期ヨーロッパではアブサン酒に含まれている『ツヨン』と呼ばれるニガヨモギに含まれている成分を原因とする神経系の中毒症状の患者が多く出たことで製造・販売が禁止されることになりました。(後の検証の結果ニガヨモギのツヨン成分は中毒症状に関係がないことが判明し解禁されているが…)
日本でもマイナーですが輸入されているのでバーやネットで購入することもできます。緑色がキレイなお酒で値段も2000~3000円からと結構良心的ですのでお試しで飲んでみるのもいいかもしれませんね。
ニガヨモギの毒性
保有する毒はツヨン(ツジョン)と呼ばれる成分で全草に含まれています。摂取することで向精神性作用により幻覚、錯乱などを引き起こす他、眩暈、嘔吐、吐き気、腹痛、痙攣などの症状が表れることがあります。
しかし上記のような病状が表れるには相当量を摂取しなければならず、ニガヨモギ自体がその名に負けず劣らず非常に苦いこともあり沢山食べること自体難しいこともあり中毒症状が出るのは稀とされています。
ただしニガヨモギの成分にはマリファナの様な習慣性があるとされ、摂取しすぎるのはあまりよくないとも言われています。